十界論を学ぼう
/人の心の境涯の状態を表す、十界には、地獄界(じごくかいとは、怒る気持ちを抑えれない。妄想で悩み苦しむ心。死にたい気持ち。いつも苦しい。)餓鬼界(がきかいとは、飢えている状態。貪る状態。限りなく欲望に支配される。心が満たされない。満足できない。)畜生界(ちくしょうかいとは、自分中心の生き方をする人。善悪の判断ができず、欲望の赴くままに本能のままに生きる。愚痴と不満ばかり。自分が生きるためには他者を傷つけるのも平気な状態。)修羅界(しゅらかいとは、常に人との勝敗を気にしている心。常に人に勝ちたい気持ち。へつらい曲がった心で喧嘩口論が絶えない。何かにつけて人のせいにする。)以上4つの現象は四悪趣といいます。人界(にんがいとは、穏やかで平凡な生活で人間らしい気持ち。善悪の基準が明白にわかる心を持っている。)天界(てんかいとは、欲望を満たしたときの嬉しいと喜ぶ気持ち。真実の幸福境涯ではありません。一時的な喜び。)声聞界(しょうもんかいとは、仏の声を聴くという意味である。知識や教養を身につけている時の状態。仏教を聞いても、慈悲の心はあまりない。)縁覚界(えんがくかいとは、芸術家が絵をかいたり、音楽家が曲を作ったりする心。世の中の無常を悟る心を持っている。)菩薩界(ぼさつかいとは、慈悲を持って生きる境涯ですから、命を惜しまず慈愛の心で生きている状態。自他ともの幸福を願って行動する状態。)仏界(ぶっかいとは、周りの環境に左右されず、何があっても崩れない絶対的幸福の境涯である。すべてを平等に救う気持ちを持っている。インドの釈尊のような人。)
十界互具(じゅっかいごぐ)
/人間の心の状態については、誰もが地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天・声聞・縁覚・菩薩・仏の心を持っています。この心の状態は、人間ひとりひとりの心に備わっているため、十界互具と言います。そして仏の心の状態まで持っていけるのが、日蓮正宗の信仰です。誰もが幸せになりたいと願っているのです。日蓮正宗では、信仰の努力が結果と現れるのが、心の厚薄によります。ご本尊様にどんな気持ちで祈るのか?、そして、本気で人を救いたいのか?人に話せるのか?そのために唱題はしっかりできたのか?など、すべて自分の行いの状態が、結果となります。人の幸せを願えば、自分の前進が明らかになります。もし日蓮正宗に興味があれば、お寺のご住職様にアポ取って会いに行くこともできます。ご縁があれば、宜しくお願いします。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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