すべては唱題から(引用)
私のご尊敬する故日顕上人様が残してくれた、すべては唱題からの中の一部を引用します。末法の人々の周囲には、その人を不幸に落とそうとする、あらゆる障魔が存在する。得体のしれない地獄・餓鬼・畜生のようなものの幽霊が取り付いて障礙をなしたり、また過去の障りが病魔として表れたり、現在の心の中の迷いが障魔として出て、あらゆる苦難と不幸が生ずる。また、人間関係の上からの怨憎会苦に悩まされることもある。しかし、日蓮大聖人様は南妙法蓮華経を『獅子吼』と仰せである。獅子があらゆる獣を恐れないように、信力を強く持ち唱題すれば、あらゆる苦難と障りを消滅し脱却する。これは、妙法受持の人に対し法華経を護る法界の生命、鬼子母神、十羅刹女等が守護するのである。
末法とはどのような時代でしょうか?
釈尊の御入滅後は、正法時代(1000年)、像法時代(1000年)、末法時代(万年)という3つの時代が来るといわれています。正法時代とは、仏道を求める衆生も過去に善根を積んでいたので、釈尊の教えによって成仏することができた時代。像法時代とは、釈尊の教えや修行がわずかに残ってはいるものの、悟りを得ることができない時代。末法とは、人の心の悪化や天災が相次ぎ、釈尊の教えでは人々が救えなくなる時代です。今は末法の時代ですので、多くの人々が罪業を抱えて生まれてくる時代です。だからこそ、お釈迦様の予言で、日蓮大聖人様がご出現されたことは、大変意味のある時代でもあります。そして、日蓮大聖人様の教え通りに、南妙法蓮華経を唱えていくことや、罪障消滅を願っていくこと、折伏をして周りを救っていくことで、必ず幸福へと導かれていきます。このことは他の宗教では、まったく幸せになれないことも、日蓮大聖人様が仰せです。信仰には正邪がありますので、このことも次回にでもお話できればと思います。本日も読んでくださり、ありがとうございます。
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