真実を開く(すべては唱題から、引用)
吾人の心は、常に善や悪についてあれこれと迷い、悪を捨てて善に向かわなければならないと思っているが、現実の相において愚かな心は、善に背き悪を行じている。また、小さな善に執われて、より大きな善に背いている。これは、小さな道徳観に縛られているからで、善と悪を相対して考える差別の心である。さらに、真実を開けば、その善悪の心の全体が妙法蓮華なのである。故に、妙法を唱えるとき、あらゆる善悪の心に今まで感じたことのない徳が生じ、信心をもって唱え続けていくことで、小さな悪や中間の悪、また大きい悪、さらに小さい善や中間の善を超えた大善により、それらを照らし活かす心境となり、一生のうちに仏と成ることができるのである。
障魔の克服と守護(すべては唱題から、引用)
末法の人々の周囲には、その人を不幸に落とそうとする、あらゆる障魔が存在する。得体の知れない地獄、餓鬼、畜生のようなものの幽霊が取りついて障礙をなしたり、また過去の障りが病魔として表れたり、現在の心のなかの迷いが障魔として出て、あらゆる苦痛と不幸が生ずる。また、人間関係の上からの怨憎会苦に悩まされることもある。
しかし大聖人は南無妙法蓮経を「師子吼」と仰せである。師子があらゆ獣を恐れないように、信力を強く持ち唱題すれば、あらゆる苦難と障りを消滅し脱却する。
これは、妙法受持の人に対し法華経を護る法界の生命、鬼子母神、十羅刹女等が守護するのである。
鬼子母神について(AIアシスタント引用)
鬼子母神(きしもじんまたはきしぼじん)は、仏教を守護する天部の一尊であり、子供と安産の守り神とされています1. 彼女は元々は夜叉(やしゃ)と呼ばれる女性の鬼で、多くの子供を持ちながら、その子供たちを育てるために人間の子を捕えて食べていました。そのため、彼女は人々から恐れられていました。2
釈迦は彼女が最も愛していた末子のピンガラ(Piṅgala)を乞食に用いる鉢に隠し、彼女は半狂乱となって世界中を7日間駆け回りましたが、発見することはできませんでした。最終的には釈迦に助けを求め、彼女は仏法に帰依し、子供を戻すことができました。この出来事から、彼女は仏法の守護神となり、子供と安産の守り神とされました2。
本日も読んでくださり、ありがとうございます。
コメント