🌸なぜ南無妙法蓮華経なのか
前回は、私たちが生きる時代が「末法」であることを学びました。
現代は、争いや災害、経済不安、人間関係の悩みなど、多くの苦しみが絶えない時代です。
では、この末法の時代に生きる私たちは、何をよりどころとして生きればよいのでしょうか。
その答えを、日蓮大聖人様は明確に示してくださいました。
🌸末法において救われる教え
日蓮大聖人様は『上野殿御返事』に、
「今、末法に入りぬれば余経も法華経もせんなし。但南無妙法蓮華経なるべし」(御書1219頁)
と仰せられています。
この御文は、末法の衆生が成仏するための根本を示された、大変重要な御金言です。
「余経も法華経もせんなし」とは、釈尊が説かれたさまざまな経典や、釈尊在世の法華経そのものにも、末法の衆生を救う力はないということです。
そして、「但南無妙法蓮華経なるべし」と仰せられ、末法において一切衆生を救う法は、南無妙法蓮華経ただ一つであることを明かされています。
🌸なぜ法華経ではなく南無妙法蓮華経なのか
釈尊は『法華経』を説かれました。
しかし、その教えは正法・像法の衆生を導くために説かれたものであり、末法という時代には、衆生の機根が大きく変わっています。
そのため、末法には、日蓮大聖人様が説き顕された法華経の肝心である「南無妙法蓮華経」を受持し、唱えることこそが、成仏への道となるのです。
これは、時代に応じて衆生を救う大法が顕されるという、仏様の深い慈悲によるものです。
🌸南無妙法蓮華経とは
南無妙法蓮華経とは、単なる言葉ではありません。
宇宙と生命を貫く根本の法そのものです。
私たちは、この大法を信じ、御本尊様に向かって唱題することによって、自分自身の仏性を開き、苦しみに負けない生命力を湧き出すことができます。
どれほど深い悩みや苦しみを抱えていても、南無妙法蓮華経を唱えることによって、人生を根本から変えていくことができるのです。
🌸私たちに与えられた最高の御縁
私たちは偶然、この時代に生まれたのではありません。
南無妙法蓮華経が広宣流布する末法に生まれ、この大法に巡り会えたことは、この上ない福運であり、大きな御縁です。
この御縁を大切にし、自ら信心に励むとともに、一人でも多くの方へこの教えをお伝えしていきたいものです。
🌸まとめ
日蓮大聖人様は、末法の一切衆生を救済するために、法華経の肝心である南無妙法蓮華経を説き顕されました。
現代社会は、まさに末法の様相を呈しています。
だからこそ、私たちには、南無妙法蓮華経という最高のよりどころがあります。
この大法を信じ、実践することによって、自分自身の人生を幸福へと転じ、さらに多くの人々へ希望を届けていきたいと思います。
今回の御金言
「今、末法に入りぬれば余経も法華経もせんなし。但南無妙法蓮華経なるべし」
(『上野殿御返事』 御書1219頁)
末法の今、私たちが歩むべき道は、日蓮大聖人様が説き顕された南無妙法蓮華経にあります。
冬は必ず春となる。
どのような苦難の中にあっても、南無妙法蓮華経を信じ実践するならば、必ず希望の春を迎えることができるのです。

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